ナポレオン(Napoleon)
<はじめに>
以下のページの内容を踏まえて、ご紹介いたします・・・!◆
<魅力>
日本を代表する5人トリックテイキングゲームです。トリックテイキングを通して獲得した「絵札」(このゲームでは、10,J,Q,K,Aを指します)の枚数を競います。
「コントラクトブリッジ」同様、まず「オークション」、すなわち、「自分は◯◯を切り札にして絵札を◇◇枚取る」という宣言(ビッド)を競り形式で行っていきます。
最も難しい宣言をしたプレイヤーがナポレオンとなり、「副官」を指名して、「ナポレオン&副官」vs「連合軍3人」という形で絵札の争奪戦を行います。
このゲームの魅力の一つは、副官を、プレイヤー名ではなくカード名で指名するということです。ですから、誰が副官かを判明させるには、オークションやトリックテイキングでの様子を観察したり、指名カードの炙り出しを行う必要があるわけです。これが面白い!
加えて、種々の役札(「スペードAは最強の切り札だが、ハートQにだけは負ける」など)によって、さらにゲームが豊かなものになっています(色々なアイディアが乱立していますから、お好みに応じて"トッピング"できて楽しいですね)。◆
<ルール>
ゲームの詳細については、例によって赤桐さんのゲームファームによる紹介が素敵ですので、そちらにお譲りしたいと思います(下のリンクを是非ご活用ください!)。この記事の残りの部分では、ぼくの考案したローカルルール「リバース(reverse)」ビッドを紹介させていただきたいと思います。◆
<「リバース」ビッド>
「リバース」ビッドは、数札ばかりの「弱い」手札でも、強いビッドをできるようにし、競りが加熱するようにと考案しました。
「リバース」は、オークションの際にビッドに任意に付けられる宣言で、「リバースゲーム(役札間の強弱を逆転し、(役札以外の)各マーク内の強弱も逆転する)でプレイする」という意味になります。
例1)役札として「オールマイティのスペードA」と「正J」「裏J」のみを認めたとして、「ハート13リバース」でナポレオンになった場合のプレイでは、カードの強弱は以下のようになります。
切り札 :裏J>正J>オールマイティ(ここまで、役札間強弱の逆転。以下、ハート内の強弱逆転)>ハート2>ハート3>...>ハートA
切り札以外のマーク:2>3>...>(J)>Q>K>(A)(マーク内強弱の逆転。なお、この例ですと、役札のイレギュラーさによって、スペードではAが、ダイアではJが欠けます)◇
ビッドの強さは、以下の要領で決めます。
・枚数が多い方が強い。
・枚数が同じ場合は、ノートランプ>スペード>ハート>ダイア>クラブの順に強い。
・枚数も切り札の種類も同じ場合は、リバースの方が強い。
例えば、「クラブ13」<「スペード13」<「ダイア14」<「ダイア14リバース」<「ノートランプ14」です。◆
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